1.自走式駐車場などのスロープ
鉛直方向の節点同一化で多層にわたる梁および床の入力ができます。
これにより自走式駐車場などのスロープがモデル化できます。
2.スキップフロア
スキップフロアや部分的な中間層をモデル化するためにダミー層を指定できます。
上下の指定層と合わせて1つの層としてモデル化できます。
このとき地震力や層間変位、偏心率、剛性率を1つの層として計算します。
3.多層にわたる部材
多層にわたるブレースや柱を入力することで、形状どおりにモデル化ができます。
4.多様なブレース
さまざまなブレースを取り扱います。
引張りのみ有効なブレースでは、東京都指針に記載されているブレースが登録済みです。
配置は、同一フレーム上の任意節点間や多層、多スパン間にできます。モデル化においても、構造心ではなく基礎梁天端へ配置した応力解析ができます。
5.開口際スリット
スリットは、完全スリットのみを扱います。壁の周囲と袖壁部分で区切られる12 か所に配置できます。
6.部材ごとの打増し
柱および大梁において、部材ごとに打増しを入力できます。自重と断面性能、フェイス位置、内法長さ、剛域、断面算定位置、危険断面位置に打増しが考慮されます。
7.逆梁
梁のレベル調整で逆梁を配置できます。梁レベル、スラブの取り付き位置を考慮して剛性計算および耐力計算を行います。
8.斜めの柱
セットバックの腰折れや、柱の節点を隣接する柱の節点に移動させたモデルを扱います。
9.方杖
節点同一化や節点の上下移動で方杖を配置できます。
10.二次部材関連
5次小梁まで配置ができ、各次の小梁は、9本まで配置できます。片持梁は、節点の四方に(4本)配置できます。
11.90度回転機能
建物全体の登録データ(柱・梁・壁・開口・小梁・フレーム外雑壁・特殊荷重など)と配置状態を保ったまま回転します。
12.異なる基礎形状の配置
杭基礎、直接基礎を配置できます。
直接基礎は、独立基礎、布基礎、べた基礎およびこれらを混在して配置することができます。