木造ラーメン構造設計ソフトウェア
Super Build®/SS7 Op.木造ラーメン
中大規模木造建築物の設計を行う
オプションソフトウェア
『Super Build®/SS7 Op.木造ラーメン』(以下、『SS7 Op.木造ラーメン』)は、一貫構造計算ソフトウェア『Super Build®/SS7』(以下、『SS7』)で中大規模木造建築物(木造ラーメン構造)の設計シミュレーションを行うオプションソフトウェアです。
RC 造やS 造との平面および立面混構造を可能とします。
1.『SS7 Op.木造ラーメン』の特長
- 建築基準法施行令第46条第2項(ルート1,2,3)に対応した木造建物の一貫構造計算を行うオプションソフトウェアです。
- RC造やS造との混構造による設計シミュレーションを行うことができます。
- 『SS7』の機能を継承しているため、視覚的な入力、結果の視認性、複雑な建物形状の対応など、設計シミュレーションが効率的に行え、構造設計業務の省力化を実現します。
- 基礎を扱うことができます。
- 準耐火建築に対応するため、燃えしろの検定を行うことができます。
2.入力
マウス入力で木質部材(柱、大梁、壁、鉛直ブレース、片持梁、小梁、床、片持床、出隅床)を登録・配置でき、複雑な建物形状でも容易に入力することが可能です。
※壁は壁倍率、床は単位面積重量で入力できます。
一般的な木質材料(目視等級区分製材、機械等級区分製材、同一等級構成集成材、対称異等級構成集成材、特定対称異等級構成集成材、構造用単板積層材)をデフォルトとして用意しており、容易に木質材料を指定することができます。
※直接入力により、上記材料以外も対応できます。
3.計算
準備計算・応力解析
- 大梁、小梁、片持梁、柱、ブレースの自重は、木材の比重により、壁、床、片持床、出隅床の自重は、単位面積重量により計算します。
- 木質壁は、せん断剛性が等価なブレースに置換して応力解析を行います。
せん断剛性は壁倍率により計算し、剛度増減率を直接入力することもできます。 - 部材端部には、回転バネ、軸バネを入力することができます。
許容応力度計算
- 応力の組み合わせは、長期、中長期、中短期、短期に対応します。
- 鉛直ブレースの水平力分担率βによる応力割り増しを考慮します。
- 大梁、柱、ブレースの断面検定を行います。
- 木質材料の許容応力度は、木質構造設計規準を参考に計算します。
許容圧縮応力度には、座屈低減係数ηを考慮します。
許容曲げ応力度には、横座屈補正係数Cbを考慮します。
寸法効果係数Kz、含水率影響係数Kmを考慮します。 - たわみの検討を行います。
- 燃えしろの検定を行います。
- 部材断面の切欠きを考慮します。
ルート判定
- 建築基準法施行令第46条2項を適用したルート1,2,3を対象とします。
- 木造の計算ルートは、ルート1,2,3に対応します。
- 木造とRC造の混構造の計算ルートは、ルート1-1,1-2,1-3,2-1,2-2,3に対応します。 (ルート1-1:平19国交告第593号第三号,ルート1-2:平19国交告第593号第四号イ,ルート1-3:平19国交告第593号第四号ロ)
- 木造とS造の混構造の計算ルートは、ルート1,2,3に対応します。
本プログラムで対応する計算ルート
保有水平耐力
- 保有水平耐力は増分解析で求めます。保有水平耐力時とDs算定時のそれぞれで計算条件、終了条件を設定できます。
- 木質部材(大梁、柱、鉛直ブレース、壁)の復元力特性はバイリニアとします。指定により、弾性として扱うことができます。
- 木造階の構造特性係数は直接入力によります。
4.出力
結果作図
シート出力
構造計算書
5.動作環境
OS | Microsoft® Windows® 11 / 10 日本語版(64bit版) |
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CPU | お使いのOSが推奨する環境以上 |
メモリ | 4GB(8GB以上を推奨) |
その他 | DVD-ROMドライブ・インターネットに接続できる環境 |