1.『SS3』のデータを利用
単独で利用する以外に、一貫構造計算ソフト『Super Build®/SS3』(以下『SS3』)のオプション機能として利用することが可能です。この場合、建物形状、各階の重量や保有水平耐力など、耐震診断に必要なデータは『SS3』のデータからインポートします。ただし、『SS3』データをインポートしない場合は、保有水平耐力Quを別途計算し、その結果を直接入力する必要があります。
基本事項 | 建物名称、略称、診断者名 |
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建物情報 | 建物階数、Xフレーム数、Yフレーム数、層名、階名、フレーム名、階数、スパン数 |
計算条件 | スカラップ寸法 |
使用材料 | 使用鉄骨鋼材、基準強度の割増率、鉄骨の強度入力 |
耐震情報 | 地域係数 Z、地盤種別、地盤種別による Tc、一次固有周期 T、各階重量、形状特性係数、保有水平耐力 |
部材形状登録 | 梁符号、柱符号、鉄骨鋼材 |
フレームデータ | フレーム名、階数、スパン数、軸名 |
部材配置、結合状態、 部材耐力の直接入力 |
梁、柱 |
柱軸力 | メカニズム時軸力 |
2.簡単で確実な入力
- 入力は表形式のため、フレームや層間でも容易にコピー貼り付けが可能です。また、Microsoft® Excel® 等の表計算ソフトウェアからの貼り付けも可能です。
- Windows®標準の操作はもちろん、Enterキーで値を決定すると次の入力項目へ自動的にフォーカスが移動します。
- 画面上の入力項目や入力フィールドにマウスポインタを合わせると、説明や入力範囲が表示されます。
3.直接入力項目が充実
- フレーム単位で入力を行い、フレームごとに階数とスパン数を指定します。
- 耐震性能の判定に用いる数値および靭性指標の各数値は、設定変更することが可能です。
- 部材耐力、接合部耐力および靭性指標の数値は、部材単位で直接入力することが可能です。
- 柱脚耐力の直接入力、柱脚および筋違いの靭性指標を直接入力することが可能です。
- 鉄骨鋼材リストは本ソフトウェアで用意しているほか、任意に登録・保存・読み込みが可能です。
4.入力単位系の選択が可能
SI単位入力と重力単位入力の選択が可能です。 入力単位はいつでも変更可能で、関係する入力データも自動的に単位変換されます。