(福岡県)
この計画は、平屋建て鉄骨造の最高高さ8.1m の納骨堂です。平面形状は整形で、屋根形状は頂部を偏心させた変形方形となるように計画しました。また納骨室の外周壁はRC 壁(計画地が傾斜地であるため一部土留め壁兼用)とし、RC 壁が取りつく鉄骨柱は根巻き柱脚(SRC 柱)として計画しました。
構造計画概要
屋根の鉄骨架構が変形方形であることを活用し、屋根面の梁組により平面剛性の高い計画としました。
土留め壁を兼用した外壁はRC 耐震壁とし、接する鉄骨柱は根巻き柱脚(SRC 柱)としてモデル化しました。
一部に鉛直のみを支持する鉄骨柱があり、水平力は屋根の平面剛性を介して剛性の高い根巻き柱脚およびRC 耐震壁で負担する計画としました。
『SS7』利用方法
平屋であるが、土留め壁頂部を中間層とした2層モデルとしました。
変形方形屋根は、節点の上下移動と節点同一化を用いて実状に応じたモデル化を行い、適切に設計を行うことができました。勾配屋根梁は軸力を考慮した断面算定を『SS7』で行いました。