1.部材耐力計算
配置した柱・梁断面の形状より、柱・梁・柱梁接合部パネル・柱梁接合部の各部材における耐力を計算します。
2.靭性指標の算定
- 各部材および各節点の靭性指標を定め、各層を代表する靭性指標を定めます。
- 架構の各節点を代表する靭性指標を決定する方法として、最も小さい値とするか、塑性変形性状を考慮するかを選択できます。
- 柱脚部は柱部材と柱脚の靭性指標のうち、小さい方の値を柱脚部の節点を代表する靭性指標とします。
- 各層の上下の代表する靭性指標と筋違いの靭性指標の最小値を、その層の架構を代表する靭性指標とします。
3.溶接欠陥の考慮
溶接欠陥を考慮した、部材耐力と靭性指標の計算が可能です。 溶接欠陥の考慮は、「2011年改訂版 耐震改修促進法のための既存鉄骨造建築物の耐震診断および耐震改修指針・同解説」による方法か、「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化推進に係わる耐震診断マニュアル」の「溶接フローチャート」による方法かを選択できます。
4.Isiおよびqiの算定
本ソフトウェアにより算定した方向別における各層の靭性指標と、入力された保有水平耐力により、構造耐震指標Isiおよび各層の保有水平耐力に係わる指標qiを算定し、耐震性能の判定を行います。